レーザートーニング
肝斑・くすみ・色むらを整えるレーザー治療
レーザートーニングは、低出力のレーザーを顔全体へ均一に照射し、肝斑、くすみ、色むらなどのメラニンを少しずつ減らしていく治療です。 一般的なしみ取りレーザーのように、1か所のしみへ強いエネルギーを集中させてかさぶたを作る治療ではありません。 低い出力で広い範囲へ繰り返し照射することで、顔全体の色調を徐々に整えていきます。 特に、強いレーザー刺激で悪化することがある肝斑では、肌状態を確認しながら慎重に照射することが大切です。

- 監修医師
- 札幌中央クリニック 院長吉村 長嗣
肝斑治療で大切なのは、しみ取りレーザーで一気に取ろうとするのではなく、肝斑かどうかを見極めることです。 しみの分布や色、左右差を確認し、内服・外用・レーザートーニング・スキンケア指導を組み合わせて治療をご提案しています。
このような方におすすめ
- 顔全体のくすみが気になる
- 頬のもやっとした色むらが気になる
- 肝斑を治療したい
- 頬骨周囲に左右対称の薄いしみがある
- しみ取りレーザーが適しているか分からない
- ダウンタイムを抑えてしみ治療を続けたい
- かさぶたを作らない治療を希望している
- 肝斑と一般的なしみが混在している
- トラネキサム酸や外用薬も含めて相談したい
レーザートーニングとは
レーザートーニングは、QスイッチYAGレーザーなどを低出力で照射し、皮膚に過度な炎症を起こさないようにしながら、 メラニン色素へ繰り返しアプローチする治療です。 1064nmは皮膚の深い部分まで届きやすく、メラニンへの反応が比較的穏やかな波長です。 そのため、顔全体へ低出力で均一に照射し、肝斑やくすみ、色むらを徐々に整える治療に使用します。 1回で色素を取り切る治療ではなく、肌の反応を確認しながら複数回繰り返します。肝斑だけでなく、リップやわき・Vラインなどの色調の治療も行っています。
レーザートーニングの仕組み
皮膚にレーザーを照射すると、メラニン色素がレーザーのエネルギーを吸収します。 一般的なしみ取りレーザーでは比較的強いエネルギーを照射し、しみのメラニンを集中的に破壊します。 レーザートーニングでは、これより低い出力で顔全体へ均一に照射します。 一度に強い炎症を起こさず、メラニンを少しずつ減らしていくことで、肝斑やくすみなど広い範囲の色調を整えることを目指します。 そのため、治療直後にしみがかさぶたになって取れるのではなく、治療を繰り返すことで徐々に色が薄くなります。
レーザートーニング治療
肝斑
頬骨周囲を中心に左右対称に広がる肝斑へ、低出力で均一に照射します。強い刺激を避けながら少しずつ色調を整えることを目指します。ただし、肝斑の状態によってはレーザーを行わず、先に内服・外用・摩擦対策を行うことがあります。
顔全体のくすみ
顔全体に細かなメラニンが分布している場合、トーニングを繰り返すことで肌全体の色調を均一に整えていきます。疲れて見える、肌が暗く見えるといったお悩みにも使用します。
色むら
頬、額、口周りなど、部分的に色が濃く見える肌へ広く照射します。特定のしみだけではなく、顔全体の色調を整えたい方に向いています。
炎症後色素沈着
にきびや炎症後に残った色素沈着に対して使用することがあります。炎症が続いている場合はレーザーを急がず、先に炎症を落ち着かせます。
薄いしみ・そばかす
顔全体に薄いしみやそばかすがある場合、トーニングによって少しずつ薄くなることがあります。境界がはっきりした濃いしみでは、トーニングよりもスポット照射の方が適している場合があります。

レーザートーニングで肝斑・くすみを徐々に薄くします。
肝斑とは
肝斑は、頬骨周囲を中心に、左右対称に現れやすい淡褐色から褐色の色素斑です。 境界がはっきりした丸いしみというより、もやっと広がるように見えることが多く、額、鼻下、口周りなどに現れる場合もあります。 30~50代の女性に多くみられますが、年齢や性別だけで診断することはできません。 紫外線、摩擦、ホルモンバランス、炎症など複数の要因が関係していると考えられています。肝斑では、レーザーだけではなく、日常生活の刺激を減らすことも治療の一部です。
肝斑の特徴
- 頬骨周囲に左右対称に出やすい
- 境界がやや不明瞭
- 薄茶色から褐色に見える
- 額や口周りにも出ることがある
- 紫外線の強い季節に濃くなることがある
- 摩擦や炎症で悪化することがある
- 老人性色素斑やそばかすと混在することがある
肝斑治療と対策
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こすらないスキンケア
洗顔、クレンジング、タオル、メイクなどで肌を強くこすらないようにします。美容ローラーや強いマッサージなど、繰り返し刺激を与える習慣も見直します。
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紫外線対策
紫外線は肝斑やしみを濃くする原因になります。季節を問わず日焼け止めを使用し、屋外では帽子なども併用します。
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トラネキサム酸内服

トラネキサム酸は、肝斑治療で使用することがある内服薬です。メラニン産生に関係する炎症反応へ作用し、肝斑を徐々に薄くすることを目指します。 レーザートーニングと併用することがあります。
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ビタミンC
ビタミンCは、肝斑や色素沈着治療の補助として使用します。トラネキサム酸と組み合わせて処方することがあります。
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ハイドロキノン
ハイドロキノンは、メラニン生成に関わる酵素へ作用する外用薬です。 肝斑や色素沈着に使用することがあります。刺激や赤み、乾燥が出る場合があるため、肌状態を確認しながら使用します。
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イオン導入

イオン導入は、ビタミンCなどの美容成分を肌へ導入します。肝斑だけでなく美白、くすみ、色素沈着の治療として行います。
治療回数・期間の目安
レーザートーニングは、通常2~4週間に1回程度の間隔で行います。 1回で完了する治療ではなく、5回程度をひとつの目安として経過を確認します。 肝斑の濃さ、くすみの程度、肌の反応によって必要な回数は異なります。紫外線対策やスキンケアを続けながら、必要に応じて追加治療を行います。
治療の流れ
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- カウンセリング・診察
- しみやくすみの部位、色、分布、左右差を確認します。肝斑、老人性色素斑、そばかす、炎症後色素沈着などを見分け、レーザートーニングが適しているかを判断します。
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- 治療方針の決定
- レーザートーニングの出力や治療回数をご説明します。肝斑がある場合は、トラネキサム酸、ビタミンC、ハイドロキノンなどの併用も検討します。
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- 洗顔・クレンジング
- メイク、日焼け止め、皮脂を落とします。肌の赤みや乾燥などを確認して照射します。
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- レーザートーニング
- レーザーを顔全体へ低出力で均一に照射します。肌の状態や肝斑の濃さに合わせて出力を調整します。
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- 治療後のケア
- 必要に応じて冷却や保湿を行います。治療後は、紫外線対策と摩擦を避けるスキンケアを続けます。
ダウンタイム・治療後の経過
レーザートーニングでは、大きなかさぶたができることは通常ありません。 治療後に軽い赤み、ほてり、ヒリつき、乾燥が出ることがあります。多くは数時間から数日程度で落ち着きます。 一時的ににきびや毛嚢炎のような小さなぶつぶつが出る場合があります。治療後から洗顔やメイクは可能ですが、肌を強くこすらないようにしてください。
レーザートーニング
| 顔 | 1回 | 14,300円 |
|---|---|---|
| 3回 | 39,600円 | |
| リップ | 1回 | 6,600円 |
| 3回 | 16,500円 | |
| わき | 1回 | 11,000円 |
| 3回 | 29,700円 | |
| Vライン | 1回 | 9,900円 |
| 3回 | 26,400円 | |
| 内服薬・外用薬 | トラネキサム酸(30日分) | 2,700円 |
| ビタミンC/シナール(30日分) | 2,700円 | |
| 美白セット /シナール・トラネキサム酸(30日分) |
4,950円 | |
| ハイドロキノン(1本) | 3,300円 |
- ※税込価格
副作用・注意事項
レーザートーニングでは、赤み、ほてり、ヒリつき、乾燥、かゆみ、腫れ、毛嚢炎、にきびの一時的な悪化などの可能性があります。
肌状態や照射条件によって、肝斑や色素沈着が一時的に濃くなることがあります。
繰り返し高い出力で照射した場合などには、色素脱失、白斑、まだらな色調変化が生じる可能性があります。
まれにかさぶた、炎症後色素沈着などが起こることがあります。
肝斑はレーザー治療だけで完全に改善するものではなく、紫外線、摩擦、ホルモン変化などによって再び濃くなる可能性があります。
トラネキサム酸内服では、胃腸症状などが起こることがあります。また、血栓症の既往などによっては内服できない場合があります。
ハイドロキノンでは、赤み、かゆみ、乾燥、刺激感、かぶれなどが起こることがあります。
よくある質問
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- レーザートーニングとは何ですか?
- 低出力のレーザーを顔全体へ均一に照射し、肝斑、くすみ、色むらなどを少しずつ整える治療です。
一般的なしみ取りレーザーのように、強く照射して1回でしみを取る治療ではありません。
- 肝斑はレーザーで治療できますか?
- 状態に応じてレーザートーニングを行います。
ただし、肝斑は強いレーザー刺激で悪化することがあるため、内服・外用・スキンケアを優先する場合もあります。
- 普通のしみにも効果がありますか?
- 薄いしみや顔全体の色むらには使用できます。
境界がはっきりした老人性色素斑では、スポット照射の方が適している場合があります。
- 何回くらい必要ですか?
- 通常は2~4週間に1回程度で、5回程度をひとつの目安として経過を確認します。
肝斑や色むらの程度によって必要な回数は異なります。
- 1回でも効果がありますか?
- 1回でも肌が明るく感じることがありますが、肝斑や色むらは複数回の治療で徐々に整えていきます。
- トーニングを続ければ肝斑は完全になくなりますか?
- 肝斑は紫外線、摩擦、ホルモンなど複数の要因が関係しており、完全になくして再発しないことを保証する治療ではありません。
薄くなった後も、紫外線対策やスキンケアを続けることが大切です。
- 肝斑が悪化することはありますか?
- 肌状態に合わない出力や強い刺激によって、肝斑が濃くなる場合があります。
治療中も摩擦や紫外線を避け、肌状態を確認しながら出力を調整します。
- 強く照射した方が早く効果が出ますか?
- 肝斑では、強い照射がかえって悪化につながることがあります。
必要な出力で繰り返し治療することが大切です。
- トーニングで白斑になることはありますか?
- 必要以上に高い出力や短い間隔で照射を繰り返した場合、色素脱失や白斑が生じる可能性があります。
肌の色調を確認しながら治療します。
- トラネキサム酸は必ず飲みますか?
- 必ず必要ではありません。
肝斑の状態、既往歴、内服薬などを確認し、必要に応じて処方します。
- しみ取りレーザーと同時にできますか?
- しみの種類と肝斑の状態によって異なります。
肝斑が不安定な場合は、先に肝斑治療を行い、その後に残った老人性色素斑へスポット治療を行うことがあります。
- イオン導入と併用できますか?
- 併用できます。
レーザートーニング後の保湿や肌のコンディションを整える目的で、ビタミンCなどのイオン導入を行うことがあります。
- メイクはいつからできますか?
- 通常は治療後から可能です。
ただし、クレンジングやメイク時に強くこすらないようにしてください。




