プロテーゼ取り出し

挿入した鼻プロテーゼを取り出す治療

鼻プロテーゼ抜去は、隆鼻術で鼻筋や鼻先に挿入されたシリコンプロテーゼを取り出す手術です。 以前入れたプロテーゼを取り除きたい、鼻筋が高すぎる、プロテーゼがずれている、輪郭が浮いて見える、鼻先の皮膚が薄くなってきたなどの場合に行います。 多くの場合、プロテーゼを挿入したときと同じように鼻の穴の内側から切開するため、鼻表面に新しい傷跡を作らずに抜去できます。

このような方におすすめ

  • 鼻プロテーゼを取り出したい
  • 鼻筋が高すぎると感じる
  • プロテーゼの形が不自然に見える
  • プロテーゼが曲がっている
  • 鼻筋にプロテーゼの輪郭が浮いて見える
  • 鼻先の皮膚が薄くなってきた
  • 鼻先が赤く見える
  • L型プロテーゼを抜去したい
  • 他院で入れたプロテーゼについて相談したい

鼻プロテーゼとは

鼻プロテーゼは、鼻筋を高く整えるために使用する人工物です。 美容外科では、主に医療用シリコンで作られたプロテーゼを鼻骨の上へ挿入します。 鼻筋だけを高くするI型プロテーゼや、以前は鼻筋から鼻先まで連続して高くするL型プロテーゼなどが使用されてきました。 プロテーゼ自体は時間とともに吸収されるものではないため、長期間鼻の中に残ります。 一方で、挿入位置やプロテーゼの大きさ、皮膚の厚み、経年変化などによって、将来的に抜去や入れ替えを検討することがあります。

プロテーゼ抜去を検討する主な理由

鼻が高すぎる・形が好みではなくなった

プロテーゼによる高さが自分の顔に合わないと感じる場合や、年齢とともに顔全体の印象が変化し、鼻だけが高く見えるようになった場合は抜去を検討します。

プロテーゼがずれている・曲がっている

プロテーゼの位置が中央からずれると、鼻筋が曲がって見えることがあります。もともとの鼻骨の左右差や、挿入されたポケットの位置、被膜の収縮などが関係していることがあります。

プロテーゼの輪郭が浮いて見える

皮膚が薄い方や、高さのあるプロテーゼが入っている場合、鼻筋にプロテーゼの輪郭が見えることがあります。加齢によって皮下組織が薄くなることで、以前は目立たなかった輪郭が徐々に見えるようになる場合もあります。

鼻先の皮膚が薄くなっている

特にL型プロテーゼでは、鼻先へ継続的な圧力がかかることがあります。鼻先の皮膚が薄くなる、赤く見える、プロテーゼが透けるようになる場合は、早めに状態を確認します。

痛み・赤み・腫れがある

プロテーゼ周囲に感染や炎症が起こると、痛み、赤み、腫れ、熱感などが生じることがあります。感染が疑われる場合は、抗菌薬だけでは改善せず、プロテーゼの抜去が必要になることがあります。

長期間入っているため取り出したい

プロテーゼを長年入れていること自体が、抜去の絶対的な理由になるわけではありません。違和感や変形、炎症などがなければ、そのまま経過を見ることもできます。「古いから必ず取り出す」のではなく、現在の状態を診察して判断します。

癒着や瘢痕について

長期間プロテーゼが入っていると、周囲の組織と癒着している場合があります。 通常は鼻の穴の内側からプロテーゼ周囲を剥離し、慎重に取り出します。 過去に何度も鼻の手術を受けている場合や、感染歴がある場合は、瘢痕や癒着が強く、単純な抜去より手術が難しくなることがあります。 手術歴がある方は、分かる範囲で以前の手術内容や使用したプロテーゼについてお伝えください。

I型プロテーゼの抜去

I型プロテーゼは、主に鼻根部から鼻背にかけて挿入されています。 鼻先まで直接プロテーゼが入っていないため、抜去後は主に鼻筋の高さが低くなります。 鼻先の形は比較的変化が少ないことがありますが、挿入されたプロテーゼの長さや位置によって異なります。

L型プロテーゼの抜去

L型プロテーゼは、鼻筋から鼻先まで連続して挿入されているタイプです。 鼻先へ長期間圧力がかかっている場合は、皮膚が薄くなる、鼻先が上向きになる、軟骨が変形するなどの変化が生じていることがあります。 L型プロテーゼを抜去した場合、鼻筋だけでなく鼻先の高さや向きも変化する可能性があります。 必要に応じて、鼻尖形成や軟骨移植などによる修正を検討します。

治療の流れ

  • カウンセリング・診察
    現在の鼻の形、プロテーゼの位置、皮膚の厚み、赤みや炎症の有無を確認します。過去の手術歴、挿入時期、プロテーゼの種類なども伺います。
  • 治療方針の決定
    抜去のみでよいのか、プロテーゼの入れ替えや鼻尖形成などを検討するのかをご説明します。抜去後に予想される鼻の高さや形についても確認します。
  • 麻酔
    局所麻酔を行います。治療への不安が強い場合や手術内容によっては、静脈麻酔を併用することがあります。
  • プロテーゼの抜去
    鼻の穴の内側を切開し、プロテーゼ周囲を剥離して取り出します。被膜や瘢痕、感染の有無も確認します。
  • 縫合・固定
    切開部を縫合し、必要に応じて鼻をテープなどで固定します。
  • 抜糸・経過確認
    通常は治療後7日程度を目安に抜糸します。腫れや鼻の形が落ち着くまで経過を確認します。

ダウンタイム・治療後の経過

治療後は、鼻や目元周囲に腫れ、むくみ、内出血が出ることがあります。 大きな腫れは1週間程度で徐々に落ち着きます。内出血が出た場合は、1~2週間程度で薄くなることが一般的です。 抜去直後は鼻筋が低く見えたり、凹凸や左右差が気になったりすることがあります。 腫れやプロテーゼが入っていた空間が収縮するにつれて、数週間から数か月かけて徐々になじみます。

プロテーゼ取り出しの料金

プロテーゼ取り出し 220,000円
  • ※税込価格

よくある質問

鼻プロテーゼは何年経ったら抜去した方がよいですか?
年数だけを理由に抜去する必要はありません。
位置や形に問題がなく、痛み、赤み、皮膚の薄さなどがなければ、そのまま経過を見ることもできます。
20年以上前のプロテーゼでも抜去できますか?
抜去できる場合が多いです。
長期間入っている場合は、被膜や瘢痕、癒着が強いことがあるため、状態を確認して治療します。
他院で入れたプロテーゼも抜去できますか?
対応可能です。
プロテーゼの種類や手術方法が分からない場合でも診察できます。
抜去すると元の鼻に戻りますか?
プロテーゼによって作られていた高さはなくなりますが、完全に挿入前と同じ状態になるとは限りません。
皮膚の伸びや瘢痕、鼻軟骨への影響などによって、形が変化する場合があります。
抜去後、鼻がへこみませんか?
プロテーゼが入っていた部分が一時的にへこんだように見えることがあります。
腫れが落ち着き、組織が収縮することで徐々になじむ場合があります。
長期間大きなプロテーゼが入っていた場合などは、凹凸が残る可能性があります。
被膜はすべて取り除きますか?
通常は、問題のない被膜を必ずすべて取り除く必要はありません。
厚い被膜、変形の原因となっている被膜、感染が疑われる組織などは、状態に応じて処理します。
抜去と同時に新しいプロテーゼを入れられますか?
感染や強い炎症がなく、鼻の組織に問題がなければ、同日に入れ替えを検討できる場合があります。
感染がある場合は、通常は抜去のみを行い、炎症が落ち着いてから再手術を検討します。
L型プロテーゼも抜去できますか?
抜去できます。
ただし、L型プロテーゼは鼻先まで入っているため、抜去後に鼻先の高さや向きが変化することがあります。
鼻先の皮膚が薄くなっています。早く抜いた方がよいですか?
皮膚が薄くなり、プロテーゼが透ける、赤みがあるなどの場合は、皮膚への負担が強くなっている可能性があります。
診察で皮膚の状態を確認し、抜去時期を判断します。
プロテーゼが曲がっている場合、抜けば治りますか?
プロテーゼ自体のずれが原因であれば改善します。
もともとの鼻骨や軟骨の左右差がある場合は、抜去後も鼻筋の曲がりが残ることがあります。
感染したプロテーゼも抜去できますか?
感染が疑われる場合は、プロテーゼの抜去が必要になることがあります。
感染している場合は、新しいプロテーゼを同時に挿入せず、感染が落ち着いてから修正を検討することが一般的です。
抜去後すぐにヒアルロン酸を入れられますか?
抜去直後は腫れや炎症、瘢痕があるため、状態によっては同日に注入しない方がよい場合があります。
鼻が落ち着いてから必要性を判断します。
傷跡は見えますか?
通常は鼻の穴の内側から切開するため、鼻表面に傷跡はできません。
抜糸は必要ですか?
通常は治療後7日程度を目安に抜糸します。
仕事はいつからできますか?
デスクワークであれば数日程度で可能な場合がありますが、鼻や目元の腫れ、内出血が目立つことがあります。
人前に出る予定がある場合は、1~2週間程度余裕を持つことをおすすめします。

副作用・注意事項

鼻プロテーゼ抜去では、腫れ、内出血、痛み、赤み、むくみ、出血、感染、傷の治りの遅れなどの可能性があります。 長期間大きなプロテーゼが入っていた場合や、L型プロテーゼによって鼻先へ強い圧力がかかっていた場合は、鼻軟骨や皮膚に変化が残る可能性があります。 プロテーゼ周囲の被膜や瘢痕によって、硬さ、つっぱり感、凹凸が残ることがあります。

帯広中央クリニックの症例写真

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