性別不合・性別違和のホルモン療法
帯広中央クリニックでは、性別不合・性別違和に対するホルモン療法を行っています。 FTMの方には男性ホルモン、MTFの方には女性ホルモンの投与を行います。 ホルモン療法は、心身に大きな変化をもたらす治療です。そのため、治療開始には性別不合・性別違和に関する診断書が必要です。 当院では、性別不合・性別違和の診断や診断書の作成は行っておりません。 専門医療機関で診断を受け、診断書をお持ちの方を対象に、ホルモン療法および関連する美容外科施術をご相談いただけます。
ホルモン療法とは
ホルモン療法は、ご自身の性自認に近い身体的変化を目指して、性ホルモンを投与する治療です。 FTMの方には男性ホルモン、MTFの方には女性ホルモンを使用します。 投与を継続することで、声、体毛、筋肉量、脂肪のつき方、乳房、月経、生殖機能などに変化が生じることがあります。 一部の変化は不可逆的で、治療を中止しても元に戻らない場合があります。 治療開始前に、期待できる変化だけでなく、副作用や将来の影響についても理解しておくことが大切です。
FTMのホルモン療法
FTMの方には、男性ホルモン製剤を使用します。エナント酸テストステロン製剤を注射で投与します。
- 使用薬剤: エナルモンデポーまたはテスチノンデポー(エナント酸テストステロン125mgまたは250mg/1A)
- 投与間隔:通常、125mgまたは250mgを2〜3週間ごとに投与します。投与量や間隔は、体調、血液検査の結果、ホルモン値、副作用を確認しながら調整します。
- 期待される変化:
月経の停止、体重増加、筋肉量の増加、脂肪の減少、声の低音化、クリトリス肥大、体毛の増加など - 副作用・リスク:
肝機能障害、多血、多毛、禿頭、ざ瘡、月経異常、血栓症、心血管イベント、胆石、肝腫瘍、下垂体腫瘍などの可能性
MTFのホルモン療法
MTFの方には、女性ホルモン製剤を使用します。当院では、エストラジオール製剤を注射で投与します。
- 使用薬剤: プロギノンデポーまたはペラニンデポー(吉草酸エストラジオール10mg/1A)
- 投与間隔:通常、10mgまたは20mgを2〜3週間ごとに投与します。投与量や間隔は、体調、血液検査の結果、ホルモン値、副作用を確認しながら調整します。
- 期待される変化: 乳腺組織の発達、皮下脂肪の付き方、体毛の変化、不可逆的な精巣の萎縮と造精機能低下、筋肉量の変化
- 副作用・リスク:
血栓症、肝機能障害、乳房痛、心血管イベント、胆石、肝腫瘍、下垂体腫瘍などの可能性
ホルモン療法では定期的な血液検査が必要です
ホルモン療法は、継続的な管理が必要な治療です。安全に治療を続けるため、定期的な血液検査を行います。 血液検査による肝機能や脂質、尿酸、テストステロン濃度、プロラクチン濃度等の測定を開始から1年間は3ヵ月毎、以降6ヶ月~12ヶ月毎に受けるのが必要です。
治療開始までの流れ
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- ご予約
- お電話またはメールフォームよりご予約ください。ホルモン療法をご希望の方は、診断書の有無をお伝えください。
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- 診断書の確認
- 性別不合・性別違和に関する診断書を確認します。当院では診断書の作成は行っておりません。
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- 問診・診察
- これまでの治療歴、ホルモン療法の有無、既往歴、内服薬、喫煙、妊孕性に関するご希望などを確認します。
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- 血液検査
- 治療開始前、または治療中の安全確認として血液検査を行います。検査結果によっては、ホルモン投与を延期する場合があります。
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- ホルモン投与
- 診察と検査結果を確認したうえで、ホルモン注射を行います。投与後の体調変化や副作用についても確認します。
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- 定期的な経過確認
- ホルモン値や肝機能、脂質などを確認しながら、治療を継続します。体調の変化や気になる症状がある場合は、早めにご相談ください。
ホルモン療法の料金
よくある質問
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- 診断書がなくてもホルモン療法を受けられますか?
- 当院でホルモン療法を開始するには、性別不合・性別違和に関する診断書が必要です。
当院では診断や診断書作成は行っていません。
診断書がない場合は、まず専門医療機関へご相談ください。
- 当院で性別不合・性別違和の診断はできますか?
- 当院では診断は行っておりません。
ホルモン療法と美容外科施術の相談・治療に対応しています。
- FTMのホルモン療法ではどのような変化がありますか?
- 月経の停止、声の低音化、体毛の増加、筋肉量の増加、皮脂の増加、クリトリス肥大などが起こることがあります。
変化の程度や時期には個人差があります。
- MTFのホルモン療法ではどのような変化がありますか?
- 乳腺組織の発達、皮下脂肪のつき方の変化、体毛や皮脂の変化、精巣萎縮、造精機能の低下などが起こることがあります。
変化の程度や時期には個人差があります。
- ホルモン療法は元に戻せますか?
- 一部の変化は元に戻りにくい、または戻らない場合があります。
FTMでは声の低音化や体毛の増加、MTFでは乳腺組織の発達や造精機能の低下などが不可逆的になる可能性があります。
治療開始前に、将来の妊孕性や不可逆的な変化について理解しておくことが大切です。
- 血液検査は必要ですか?
- 必要です。
ホルモン療法では、肝機能、脂質、血算、ホルモン値などを定期的に確認します。
治療開始後1年間は3か月ごと、その後は6〜12か月ごとを目安に検査を行います。
- 他院でホルモン療法を受けていました。継続できますか?
- 診断書やこれまでの治療内容、使用薬剤、血液検査結果を確認したうえで判断します。
現在の投与量や間隔が分かる資料があればご持参ください。
- 自己注射はできますか?
- 当院では、原則として院内での注射を行います。
自己判断での投与や個人輸入薬の使用は、副作用や検査管理の面からおすすめしていません。





